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ふるさとの記憶
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今回の企画展「ふるさとの島、ふるさとの山河」展の準備や開催を通して、「ふるさとの記憶」を呼び起こし、それを記録することの大切さを再認識しました。
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ダム建設により離村された集落の皆さんが、記憶を持ち寄ってまとめられた集落地図です。
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集落ごとに、道路や家屋の配置、カドナや世帯主の名前が書きこまれています。
「ふるさと」を振り返る資料として、お借りしてパネルに加工し展示しました。
市民参加の展示です。
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「記憶を記録にする」という活動のきっかけは、水没地域の古写真でした。
2010年の阿武川ダム湖遊覧船就航前、水没地域の皆さんがご招待された試乗会がありました。
その折に、学芸サポート「古写真」グループの皆さんが、「ふるさと」の写真を見て思い出を語り合っていただきたいと、可能であれば写真についての情報を寄せていただきたいと、水没地域の古写真展示を開催して下さいました。
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水没地域の皆さんは、もともと同郷会は開かれていたそうですが、試乗会と「ふるさと」写真展示により、あらためて地域の古写真を見る機会をもたれました。
そしてそこで、互いの記憶を持ち寄り、それを見える形にして残そうと考えられるようになりました。
それが、学芸サポート「古写真」グループの皆さんと協働でまとめられた「記憶を記録」した集落地図です。
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地域の博物館には、地域の記録の集積や記憶の記録化、地域の皆さんが結び集うお手伝いをするといった大切な役割があるということを、あらためて感じました。
なかなか実現は難しいのですが・・・努力したいと思います。

萩博物館企画展「るさとの島、ふるさとの山河」、残すところ6日です。
「ふるさと」を振り返り、「ふるさと」の未来を考える機会としていただければ幸いです。
勤勉で懸命な、心豊かな「ふるさと」の暮らしが見えてきます。

4月5日(土)の14:00から、ギャラリートークを開催します。
よろしければお運びください。

・・・ つづく ・・・   (清水)
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by hagihaku | 2014-03-31 19:17 | くらしのやかたより
テーマ展示「宮本常一、島へのまなざし」同時開催中!
萩博物館エントランスにおいて、テーマ展示「宮本常一、島へのまなざし」展を開催しています。
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2013年、離島振興法制定60年を記念して、民俗学者宮本常一さん撮影の写真資料などを保管する周防大島文化交流センターにおいて、企画・制作されたものをお借りして展示しています。
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今回の萩博物館企画展でも紹介している宮本常一さんは、離島振興に尽くし、1953年(昭和28年)の離島振興法制定に深くかかわりました。
また、全国離島振興協議会の初代事務局長や幹事長を歴任し、離島のインフラ整備や人材育成に意を払いました。
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宮本さんは、生涯にわたり全国の離島を巡り、人々の営みを写真に記録しました。
その数は10万枚近くに及びます。
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今回のテーマ展示では、その内1955年から10年間の記録写真180点をパネル15枚にまとめ、ご紹介しています。
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島の港や道路、なりわいや暮らしなどに向けられたまなざしを認めることができます。

企画展「ふるさとの島、ふるさとの山河」と同時開催のテーマ展示です。
会期は残すところ一週間、どうぞお見逃しなく。

・・・ つづく ・・・   (清水)
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by hagihaku | 2014-03-31 16:24 | くらしのやかたより
「 ・・・ 経済効果をあげることだけが人間の生き方ではないはず ・・・ 」 宮本常一
民俗学者の宮本常一さんは、阿武川ダム水没地区の緊急民俗調査に参加されています。
1968,69年のことです。
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その折や、1960年から3か年の見島総合学術調査に携わられた際の知見や抱いた問題意識を、著作『私の日本地図 萩付近』にまとめられています。
『私の日本地図 萩付近』は、1974年の出版後長く絶版となっていましたが、昨年秋に未来社より復刊されました。
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角川政治さんが撮影された佐々連集落の写真です。
小さい石を積み上げて石垣を築き、谷あいに宅地を拡げたことが良く分かります。
炭俵3俵をニッコウで背負い、沢川に架けられた木の橋を人が渡ろうとしています。
屋敷地から川へと降りる石段が見えます。
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佐々連集落を訪れた宮本さんは集落の美しさに感激し、その印象を『私の日本地図 萩付近』に記しています。

少し長くなりますが、以下。

そこにダムができることの可否はともかくとして、何百年というほど久しくそこに住みついたところを立ち退くということについて、みな割り切れない気持ちをもっている。そういう人たちから話を聞いて記録を残すことにどんな意味があるのだろう、そういう疑問もわく。
 ・・・ そこで生活してきた姿を記録しておくことも、立ち退く人たちにとって、何らかの記念にもなるであろう、そんな気持ちで村をおとずれた。

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さらにその奥に佐々連がある。
 赤瓦葺で黄色の土壁の大きな家が川に沿うてならんでおり、どの家も川端まで石段をもっている。川端には大きな石がある。この村は紙を漉いて生活をたてていた。・・・
 ・・・ 周囲の山々は緑一色、その山と山との間の空が抜けるように澄み透って青い。その下に赤い瓦と黄色い壁の家がならんでいる。色のコントラストがすばらしい。黒白の写真ではその美しさを表現することができないが、こんなに美しい村がやがてこわされて湖底に沈んでゆかねばならぬのかと思うと、憤りに似たものをおぼえる。

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紙漉きは主として冬の仕事であった。この風景の中にはそうした苦労がそのまましみこんでいるのだが、・・・その労苦の中に生きた人たちの毅然とした美しさのようなものがにじみ出ているのである。
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・・・人間はその気になれば、自分達が安心して住み得るような世界をつくりあげていくものである。しかしそのような秩序がいま急速に、無残にこわされつつある。・・・本当はこういうようなところにも安心して住めるような世の中を作ることが最も大切ではないかと、この家々を見て思う。
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そして、過疎の問題についても。

・・・人々も生き生きとして家にも道にも野にも、それぞれ自分の仕事にはげんでいた
  ・・・そういう生き方が何故いけなくなったのであろうか。なぜ間違っているといわれるようになったのであろうか。工業文明というのはこういう生き方を否定することに意義を見出しているのだろうか。・・・
  ・・・この勤勉と計画性に報いるものがあってもいいはずである。このような生活が時代おくれのものであるとは思わない。
  ・・・経済効果をあげることだけが人間の生き方ではないはずである ・・・


1974年、今から40年前に出版された書籍の中の、古びないなかなか印象的な言葉の数々です。
豊かさというものについて、あらためて考える機会となりました。

・・・ つづく ・・・   (清水)
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by hagihaku | 2014-03-30 16:10 | くらしのやかたより
湖底のふるさと、その3
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角川政治さんが撮影された阿武川ダム建設にともなう離村が近づく水没地域の写真です。
川沿いの集落を遠く見下ろす丘の上の畑です。
傍らには梅の花が咲き、変わらず営まれた春の暮らしの一コマです。
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そこには、離村207世帯、それぞれの暮らしがありました。
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今回の企画展では、阿武川ダムの建設が始まった1970年頃に撮影された水没地域の写真70点をパネル11枚にまとめて展示し、「湖底のふるさと」を振り返ります。
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萩博物館に寄託されている角川さん撮影の地域の写真は、4万5千枚に及びます。
写真の撮影場所や撮影年月日の特定はなかなか難しく、学芸サポート「古写真」グループや川上地域の皆さんとの協働で、ようやく今回の展示に漕ぎつけることができました。
皆さんに感謝です。

・・・ つづく ・・・    (清水)
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by hagihaku | 2014-03-30 14:36 | くらしのやかたより
湖底のふるさと、その2
阿武川ダムが建設された旧川上村や旧福栄村は、大変林業の盛んな地域でした。
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今回の企画展では、「湖底のふるさと」の人と暮らしが見えてくるものをということで、阿武川民俗資料館に収蔵されている「山仕事の道具」類を展示しています。
これも、NPO学芸サポート「民具」グループの皆さんのご協力で、資料整備を進め展示することができました。
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木挽き鋸です。
材木を繊維方向に挽きわいて、板材や柱材を製材する大型の鋸です。
作業歌である「木挽き唄」に、「ヤンレー、木挽きさん達ゃ一升飯食うて、鋸の柄みちょうな糞ぅたれる」(スイマセン原文ままです)と唄われています。
山での木挽き仕事は、「一升飯」を食べなければならないほどの重労働だったということです。
勤勉に懸命に暮らしてきた「ふるさとの人」が見えてきます。
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収蔵されている間に錆が浮いた資料を、丹念に整備して下さっている学芸サポート「民具」グループの皆さんです。
阿武川民俗資料館からお借りした多数の「山仕事」資料について、時間をかけてブラシで錆を落とし、精製オリブ油を薄く塗って拭うという作業を経て、今回の展示となりました。
残念ながら展示されていない「山仕事」道具がたくさんありますが、今回、随分と資料の安定化が進みました。
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今回の企画展においては、「民具」グループの皆さんに、展示プランの作成から展示までお願いしました。
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お陰様で、思いのこもったなかなか迫力のある市民参加の展示となりました。
市民の皆さんの「萩・再発見」を発信し、共有することができたのではないかと思っています。
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学芸サポート「民具」グループの皆さんは、萩博物館の開館当初より、民俗資料の受入れや二次資料化、活用を図って下さっています。
博物館の長屋門「くらしのやかた」での、小学校学習単元に対応した「昔のくらし」展示や、「昭和なつかしコーナー」展示、また、公開文化財施設でのテーマ展示なども手掛けて下さっています。
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昨年の山口県北部水害の折には、須佐歴史民俗資料館の水没資料のレスキュー・安定化に、学芸サポート「歴史」グループや「あい」グループの皆さんなどとともに、いち早くご協力をいただきました。

博物館や資料館を含む「萩まちじゅう博物館」は、市民の皆さんによって支えられています。

・・・ つづく ・・・   (清水)
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by hagihaku | 2014-03-30 12:35 | くらしのやかたより
企画展アンケートから、設置パネルの高さについて
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企画展アンケートにおいて、「展示パネルの位置が少し低いのではないでしょうか?」というご意見をいただきました。
細部までご観覧いただき大変ありがたく思っております。
大変鋭いご指摘です。
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仕事着を展示した衣桁の低い方の高さが150cmです。
ご指摘の通り、パネルの高さは若干低めで、下の方は膝を屈めないとご覧いただけないかもしれません。

今回の企画展は、勤勉に懸命に働いてきた「ふるさと」の皆さんに、是非ご覧いただきたいと企画しました。
そして年輩の方々のご来場を想定し、パネルの高さを設定しました。

背の高い方々にはご覧になりづらい点もあろうかと思いますが、どうぞご海容下さいますようお願い申し上げます。

(清水)
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by hagihaku | 2014-03-30 10:58 | くらしのやかたより
萩博物館「ふるさとの島、ふるさとの山河」展、湖底のふるさと
3月30日(日)、萩市は小雨が降っています。
一足早く満開となったミドリヨシノが、少し心配です。
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お陰様で好評開催中の萩博物館企画展「ふるさとの島、ふるさとの山河」ですが、残すところ一週間となりました。
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今回の企画展では、1975年3月完成の阿武川ダムの建設により、多くの人が生まれ育った「ふるさと」を離れた水没地域の写真や民俗資料を紹介しています。
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「湖底のふるさと」のコーナーです。
水没地域で用いられていた仕事着の一部を展示しました。
NPO萩まちじゅう博物館学芸サポート「あい」グループの皆さんと、水没地域の民俗資料を収蔵する阿武川民俗資料館のご協力で、勤勉に懸命に働いてきた「ふるさとの人」が見えてくる展示となりました。
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作業しやすいように工夫された形の袂の仕事着です。
破れには継ぎを当て、裏側の良く擦れるようなところにはあらかじめ布が当ててあります。
使い込まれた仕事着からは、「ふるさとの暮らし」が見えてきます。
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学芸サポート「あい」グループの皆さんは、「萩の色」を探究することを目的に活動を開始されました。
今回の企画展を準備するにあたり、阿武川民俗資料館に収蔵されたままになっていた大量の衣類資料に風を通し、あらためてデータ取りや写真撮影を行って分類整理し、燻蒸し、一年がかりで展示資料の整備をして下さいました。
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「あい」グループの皆さんは、藍や柿渋など、かつて萩の地で作り出されていた「萩の色」の掘り起しを続け、地域の染色資料の集積や分類整理、さらには自らの再発見を市民の皆さんに発信して下さっています。
藍染料の原料であるタデアイ栽培にも取り組んでおられます。
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タデアイの葉を用いた叩き染めです。
江戸時代に存在した「藍場(藍玉座)」や「藍場川」をふるさと学習のテーマとした小学生とのワークショップの様子です。

「萩・再発見」が広がり、市民共有の財産も増えつつあります。
ありがたいことです。

・・・ つづく ・・・   (清水)
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by hagihaku | 2014-03-30 10:30 | くらしのやかたより
ふるさとの今
今回の企画展では、準備や展示に市民の皆さん(=NPO萩まちじゅう博物館 学芸サポートの3グループ約30名の皆さん)に参加していただきました。
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その内の一つ、学芸サポート「古写真」グループの皆さんの、博物館との協働活動の成果を展示した「ふるさとの今」のコーナーです。
(学芸サポート「あい」グループ、「民具」グループの皆さんの活動は、次にご紹介します)
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「宮本常一のまなざしを追う」活動は、2007年の企画展を機に始まりました。
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民俗学者の宮本常一さんがかつて萩地域で撮影された写真の撮影地を探し、現況を記録するというものですが、新旧を比較すると、変わったもの、変わらないもの、変わってほしくないものが見えてきます。
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今回は、萩六島の相島と櫃島、そして見島において行ったまなざしを追う活動成果を展示し、「ふるさとの今」を確認しています。
その他の活動成果、例えば皆さんによってデジタルデータ化されたた22万枚!に及ぶ館蔵古写真の中から、阿武川ダム水没地域の写真をファイルにまとめたものを、手に取ってジックリとご覧いただくこともできます。
ちなみに今回の企画展示では、500点余りの写真をパネルにまとめて展示していますが、デジタルデータ化されていなければ、短時日の準備でここまでの展示はできなかったと考えられます。
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皆さんは、宮本常一のまなざしを追う活動、古写真資料のデジタルデータ化だけでなく、写真についての情報の集積や、古写真資料を活用して他の市民の皆さんと「萩・再発見」を進める自主的活動も続けて下さっています。
日々、市民共有の財産が増えつつあり、大変ありがたく思っています。

・・・ つづく ・・・ 明日、明後日は萩を離れますので、それ以降となりますが ・・・   (清水)
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by hagihaku | 2014-03-26 18:37 | くらしのやかたより
「夕立をいただく」、勤勉で懸命な暮らし
角川政治さんが1955~60年頃に撮影された相島の写真からは、「ふるさとの島」の勤勉で懸命な暮らしが見えてきます。
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見事に積み上げられた段々畑の石垣が印象的です。
耕運機が導入される前の石畳とガンギ(石積みの階段)の道を、ニッコウ(背負い運搬具)を担いで上ります。
石を営々と積み上げて畑を拡げ、耕し続けてきた「ふるさとの島」です。
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港の整備が少し進んでいますが、定期船でもたらされた物資は、皆、人力で担ぎ上げたそうです。
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雨水を集めて蓄える「天水井戸」です。

以前、相島の段々畑の片隅で草を取る年輩のお母さんと話をしていた時のことです。
「昨日は夕立をいただいた」という印象的な言葉を聞きました。

夕立は「降られる」ものではなく、「有り難くいただく」恵みなのです。
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今回の展示の中では紹介していませんが、1988年に相島で私が撮影した写真で、企画展のチラシに使ったものです。
「ふるさとの島」のお母さん達は、大変に働き者です。
農作業に行った帰りには、必ず薪などを拾って持ち帰っていたそうです。
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同じ時に撮影した相島の写真です。
当時は、松の大木が島の周囲を覆っていました。
決してオーバーではなく、草が全くないほど畑や石垣が整備されていました。
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15年ほど前に撮影した相島の天水井戸の写真で、当時も昔と変わらず使用されていました。
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相島の大山の中腹から見た畑地と本土方面です。
白く光って見えるのが、特産の相島スイカのハウスです。
遠くに萩六島の尾島や櫃島、大島が見えます。
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大切なものが「ふるさとの島」には有るように思います。

・・・ つづく ・・・   (清水)
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by hagihaku | 2014-03-25 19:09 | くらしのやかたより
萩博物館「ふるさとの島、ふるさとの山河」展、島を離れる
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1971年11月24日、全島民離島前日の羽島の写真です。
日めくりが「ふるさと」での残り少ない時間を示しています。
荷造りを終えた引っ越しの荷物は、テーラーで港に運び出します。
家々の神棚の神霊は神社に返奉、先祖の墓は早くに改葬が終わっています。
葉タバコの取り入れを終えた畑には何も作付されていませんが、家の周囲の菜園には、ネギが育っています。
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羽島の島民の皆さんは、どのような思いで島を離れる決心をされたのでしょうか。
自身、「ふるさと」を離れて暮らしていますので、様々な思いが込み上げてきます。

・・・ つづく ・・・   (清水)
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by hagihaku | 2014-03-25 15:21 | くらしのやかたより