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学芸サポート民具班の皆さんの活動
本日(6月21日)、萩地方は雨模様です。
先日、梅雨の中休みの間に、学芸サポート民具班の皆さんと、民俗資料の受入に行ってきました。

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漁業集落の萩市越ヶ浜です。
南よりの風が吹く、蒸し暑い日でした。

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出動?! は、リーダーのKさん、班員のAさん、Oさん、Kさん、Sさん、Mさん、事務局のUさん、そして私。
目指すは、港に面した斜面上の漁具倉庫。

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これからの季節、色々な意味で大変な作業です。
腰が完治せず、かつクモが苦手な私は、(申し訳ない気持ちイッパイで)記録係です。

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足場が良くない所でしたが、気をつけて資料を手渡しで搬出しました。
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萩市越ヶ浜は、フク(河豚、フグ)やアマダイ漁で知られる漁業集落です。
1970年代には、100隻を超えるオオブネ(大船、8人程が乗り組んだ漁船)が東シナ海や朝鮮半島近海に出漁していました。

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今回は、そのオオブネで用いられていた道具類(民俗資料)を寄贈いただきました。
民俗資料は、大小さまざまで、一人では運ぶことができないものが多くあります。

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受入資料は博物館、または資料保管場所に持ち帰り、ホコリや汚れを除くクリーニングを行います。
その後、場合によっては防虫、防錆などの処理を行い、目録や資料カードの作成を行います。

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担当者一人では、到底できない作業です。
学芸サポート民具班の皆さんは、萩市にとって大事な資料を滅失させたくないという「思い」で、それらを担って下さっています。
大変にありがたいことです。

受入資料群から読み取れることや、資料の周辺の情報を、できる限りお話しするようにしていますが、地域の博物館として、皆さんの「思い」に十分お答えできていないことに、日々悩みます。
  (清水)
by hagihaku | 2009-06-21 10:03 | くらしのやかたより
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