春には タンポポの黄色、スミレの紫、サクラのピンクと色とりどりの花が咲き、我々の目を楽しませてくれます。
しかし、この花の色がわかる動物は限られているそうです。 哺乳類でも霊長類だけで、他は鳥類、魚類、昆虫だけだそうです。 ふだん何気なく見ている世界も、カラーで見えるということはすごいことなのです。その他の動物には「色」というものがなく、白黒の世界に生きているのです。 また、人間は3原色(赤・青・緑)で見ていますが、昆虫はこれに紫外線部分を含む5原色で見ているそうですから、同じものを見ていても人間と昆虫では、色が異なって見えているはずです。 ![]() 特に昆虫の目は単眼と複眼からなります。 単眼は通常3個あり、明暗だけを感知するそうです。一方、複眼は個眼という六角形の目がたくさん集まった構造をしており、トンボではその数が2万個以上にもなるというから驚きです。 しかし、こんなたくさんの目で見た画像を、頭の中でどのように処理しているかは、わかっていません。 私の推測ですが、たくさんの目からは全体がぼんやりと見えていて、ピントはある一点に絞られているのではないかと思います。 私は昆虫採集をするとき、ぼんやりと全体を見ています。その視界の中に動くものや違和感を覚えたものに目の焦点が合います。これと同じではないでしょうか。 また、昆虫は時間分解能を発達させていて、人間が動くようすなどはストップモーションのように見えているらしいのです。 これは体内時計とも関係があり、小さな生き物ほどこの傾向が強いようです。 視覚一つでも、人間と昆虫ではこれだけの違いがあるのです。 自然界は不思議でおもしろいでしょう? (椋木)
by hagihaku
| 2010-04-07 08:52
| いきもの研究室より
|
||||||
ファン申請 |
||