萩博物館で開催中の特別展「最恐!危険生物アドベンチャー」の会場には、萩の地元の危険生物を紹介するコーナーがあります。 そこに、屈強の危険生物・スズメバチも展示しています。萩でとれたキイロスズメバチの大きな巣と、萩で見られるスズメバチのなかまの標本が並んでいますが、実はこの中にスズメバチの「天敵」も同時に展示してあるのです。 この天敵は本展の主旨と違うため何の表示もしていないので誰も気づかないと思いますが、スズメバチに寄生するスズメバチネジレバネ Xenos moutonii という生物のメスが、オオスズメバチの腹部から顔を出したまま標本になっています。 これに気づくような人はいないだろうな~と、展示していながら一人でニヤリと笑ってしまう私(椋木)です。ネジレバネのなかまはいろいろな昆虫に寄生する、これもまた昆虫のなかまです。メスはウジ虫のような体で、ずっとほかの昆虫に寄生したまま生活し続けます。一方、オスは成虫になると翅が生えて飛び立ちますが、ハエのなかまと逆に前翅が退化し、ありません(ハエは後翅がありません)。 スズメバチに寄生するスズメバチネジレバネは、ネジレバネの中では体が最も大きくなる種類で、これに取りつかれたスズメバチは・・・働かなくなってしまうそうです。 人にとってではなく、まさに昆虫にとっての危険生物といったところでしょう。来場されましたら、ぜひ、探してみてください。 (椋木)
by hagihaku
| 2012-07-24 12:51
| 展示のご案内
|
||||||
ファン申請 |
||