萩博物館で開催中の「最恐!危険生物アドベンチャー」展で展示している毒ヘビのマムシについてのお話です。
萩をふくむ山口県の山陰側では、マムシのことを「ハミ」と呼びます。ただ、「ハミ」と呼ばれるのは一般には小型のもので、大型のマムシはなんと「ハブ」と呼んでいるようです。が、もちろん奄美大島や沖縄にいるあのハブとはまったく別モノです。 (写真提供:山口県立山口博物館) 私(椋木)はもともと昆虫が専門ですので昆虫採集のため野山に行くことが多く、マムシに遭遇することがかなりありますが、幸いにもまだ咬まれたことはありません。 しかし、かつて私の祖母がマムシに咬まれるという事件がありました。 それは私がまだ小学生の時でした。5月ごろ、祖母と山菜採りに行ったとき、マムシに咬まれたのです。 見ると、人差し指の2ヶ所から血が出ています。そこで、指の付け根を軽く握りしめながら、歩いて下山。現場から病院までは10㎞以上もありましたが、歩いて帰る途中、運良く車に出会ったので病院に送ってもらい、血清を打つことができました。しかし、指は2倍以上に腫れあがり、入院1週間、完治するまでには1ヶ月以上かかりました。 実はマムシの毒は、ハブのそれより強いと言われています。しかし、毒の量が少ないためハブほどの大きな被害にならないようです。 夏に高い山に登ると、倒れた木の上などに何匹ものマムシがドクロを巻いている光景に出くわすことがあります。そこへ気づかずに腰を降ろしたり、触ったりすると大変なことになりますので注意が必要です。 さて、これは「最恐!危険生物アドベンチャー」の団体プラン(7月中の平日限定:20名以上;すでに終了しています)で来場した児童クラブの子どもたちに出した、マムシに咬まれた時の対処のクイズです。ちょっと考えてみてください。 Q:マムシに咬まれたとき、絶対にやってはいけないことは次の3つのうちどれ? ① 走って助けを呼ぶ ② 心臓に近いところをゆるくしばる ③ 水を飲む 正解は・・・ 正解は①です。 マムシの毒は人間の体に入ると、血液に混ざって通ります。走ったりすると心臓がドキドキして心拍数があがり、早く体全体に回ってしまいます。 そのため、あわてたり走ったりせず、落ち着いて行動することが大切といわれていますので気をつけましょう。 (椋木)
by hagihaku
| 2012-08-20 10:16
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