危険生物!ミノカサゴの一面
萩博物館で7/7から開催してきました特別展「最恐!危険生物アドベンチャー」も残すところあとわずか3日! 
明後日、9月9日(日)の17:00(入館は16:30まで)で閉幕となります。

閉幕を前に、今一度見ていただきたい展示物のひとつが、昨日からご紹介している萩の海の危険生物の飼育展示コーナーですね。

この飼育展示コーナーでひときわ人気があるのは、なんといってもミノカサゴ(蓑笠子)です。手のひらサイズの、若いミノカサゴです。

何度も来場されてこのコーナーを見てきた方々、ミノカサゴたちを見てちょっと不思議に思ったことはありませんか? 

彼ら、どうも右上に向かってユラユラ・ヨタヨタしていることが多いのです。
なんだか、具合が悪いんじゃないの!?と思われた方もおられるかもしれません。

そのなぞが今日、今から明らかになります。

b0076096_1041132.jpgこのミノカサゴたちは、昨日のハオコゼたちと同様、非常勤職員のMさんとOさんが毎朝のように餌を与えてお世話をしています。

写真は、今まさに餌を与えようと水槽の上からのぞいたところ。
のぞく前から、すでに上を見てアピールしています。
そう、「餌ちょーだい!ちょーだい!」と、アピールしているのです。

餌は、Mさんのご実家から特別にご寄贈いただいたスペシャルミール(新鮮なカタクチイワシの子を冷凍したもの)なので、栄養も満点です(味も!?)。

で、餌を与えるとどうなるか、ご覧いただきましょう。

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今度は水槽を横から見たところ。

今、餌が右上から右下に向かって投下されました!
すかさず、ミノカサゴはクイッと頭を右下に向け、餌に接近していきます。
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中央下の水底に落ちた餌にねらいを定め・・・
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気配を殺して接近していきます!
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次の瞬間・・・

大きな口を開けて、パクッ!!!

この4枚の写真のシーンあわせて、おそらく1秒もありません
超高速の瞬殺技です!


このたびは水底に落下した餌を食べましたが、場合によっては水面近くや、中層の餌にも同じように急接近し、一気にパクついて食べます。

しかし、彼らはもともと、海では生きている魚やエビしか食べません。
なので、当初は海で生きているものを採集して与えていました。その次に、乾燥エビなどを割りばしでつまんでユラユラゆらして生きているように見せかけながら与えようとしたのですが、反応はイマイチ。

そんなとき、非常勤職員のMさん宅からカタクチイワシの幼魚をいただけることになったのです。
漁獲されて死んでいるものなので、食べないだろうな~・・・と思いきや、目の色を変えて接近してパクッ!

さらに、「もっとくれ、もっとくれ!」と言わんばかりにアピールするものですから、「そんなにこれが好きなら・・・」と情がわいてしまい、この餌を与えるようになったのです。


あと3日間の「最恐!危険生物アドベンチャー」展にご来場のみなさま、会場内でこのミノカサゴたちを最後に一目、ご覧ください。

右上の方を見てユラユラしていることが多いですが、体調が悪いのではありません。
体調が悪いどころか、よすぎてもっともっと餌がほしいとねだっている甘え姿なのです。

(堀)

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by hagihaku | 2012-09-07 11:21 | 展示のご案内
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