3月18日(月)、萩地域は朝方からの雨と風が収まりつつあります。
昨日から南寄りの風が吹きつのり気になっていましたが、 先ほど、「まち」で見上げた空に、ツバメが4羽! 帰ってきました!! 一昨年が3月31日、昨年が3月30日と、2年続けて例年より遅い飛来でした。 (私の見た限りでのことですが・・・2010年は3月21日で例年並み) 今冬も寒かったのですが、ここのところ一気に暖かくなり、 外堀沿いの香雪園の桜は、例年よりも随分と早く、昨日既に数輪花を咲かせていいました。 春到来です。 さて、萩博物館企画展「コマーシャル100年 in 萩」展で萩再発見の16です。 制作年は不明(1970年代初め頃とは思います)ですが、ディスカバージャパンのキャンペーンポスターです。 今回展示しているディスカバージャパン ~ 一枚の切符から ~ いい日旅立ちキャンペーンの萩関連ポスター15点!のうちの2点です。 いずれも萩市内で撮影されたものです。 これらのポスターの主人公は、古い「まち」と、その「まち」を自転車で巡る若い女性であり、 夏みかんの畑に接した城山の見えるお屋敷と、そこに住む人を訪ねる若い女性です。 誰にどのような情報を届けようとして制作したのかが良く分かります。 ディスカバージャパンのキャンペーンが始まった1970年(昭和45)に創刊された女性情報誌「アンアン」と、翌1971年(昭和46)に創刊された女性情報誌「ノンノ」です。 これらの雑誌では、しばしば豊かな自然や歴史文化を訪ねる旅が特集されました。 そして、「アンアン」や「ノンノ」などの読者層である若い女性たち「アンノン族(アンアンのアン+ノンノのノン)」が、情報に触発されて全国を旅して巡るようになり、それが社会現象ともなりました。 萩は、古い伝統の残る城下町として、そのような若い女性たちに注目されました。 1971年(昭和46)に発売された小柳ルミ子さんのデビュー曲「わたしの城下町」です。 作詞者は、特定の城下町をイメージしたものではないとされています。 ただ、この曲によって、萩を始めとして全国の城下町が一層注目をされることになりました。 萩市玉江の観音院の、苔むした瓦を撮影したポスターです。 「古き良き伝統の名残り」とあります。 それが、多くの人たちが抱く萩のイメージだったのかと思います。 それではなぜ、多くの人びとが求める「古き良き伝統」が、ここ萩に残ったのでしょうか。 それについては、次回の「コマーシャル ~ 展で萩再発見17」で触れることにいたしましょう。 ・・・ つづく ・・・ (清水)
by hagihaku
| 2013-03-18 17:26
| くらしのやかたより
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