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危険なヒョウモンダコ、今冬も萩近海に出現!
25年(2013)の冬にもこの萩博ブログで紹介し萩博物館で飼育展示した危険な小型タコの一種・ヒョウモンダコが今冬も萩のとなりの長門市油谷川尻に現れましたので紹介します。 

27年(2015)12月25日、長門市油谷川尻の山根正次さんが潜水によるサザエ漁の最中、海底のサザエ殻に入ったヒョウモンダコ1匹(長さ約6cm)を発見し、慎重に採取して港に戻りました。
知人の漁業者に見せたところ、「よく見るイイダコと何が違うの?」といった声が聞かれ、山根さんはこのタコの存在や危険性がまだ十分に認識されていないことを痛感したそうです。
そこで、不慮の事故を防ぐため公共機関からの注意喚起を期待して萩博物館に寄贈されました。

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【採集地】 長門市川尻漁港付近 水深約3m
【採集日】 平成27年12月25日
【採集者】 山根正次さん(長門市油谷川尻在住)

【ヒョウモンダコとは?】
南日本の沿岸にすむ全長5~10cmの小さなタコ。
餌のカニなどを麻痺させて捕えたり敵に反撃するため、口に猛毒をもっています。刺激されると、自分の危険性をアピールして威嚇するため、全身に青色の輪紋を映し出しそれがヒョウの柄のようなので「豹紋蛸」と呼ばれます。
さらに刺激されると相手に噛みつき、口からの猛毒により、人でさえ麻痺や呼吸困難を起こし最悪の場合は死に至ることもあるといわれています。

【萩近海での出現状況】
かつて(2000年より前)は千葉県以南の太平洋側や沖縄だけにいるとされていましたが、近年は海水温が高いためか、福井県以南の日本海側でも確認されています。
山口県日本海側では、萩博物館・山口県水産研究センター・下関市立しものせき水族館(海響館)による共同調査や、山口県萩水産事務所による情報によると、2001年から15年連続で目撃され、目撃数は通算100例を超えます。
近年では卵も観察されているため、近海に定着し繁殖しているものと思われます。今後も出現する可能性が高いため注意が必要です。

【飼育展示について】
ヒョウモンダコはこちらが何もしなければ襲ってきませんし、萩近海ではあまり多くは生息しないと思われます。
しかし、たまたま遭遇しても通常は青い輪紋がなく目立たないため、うっかり触ってしまう危険性があります。特徴をよく認識し、いたずらに触らないことはもちろん、知らず知らずのうちに触れてしまわないよう注意することが重要です。
そこで、このタコの生きている時の形態を広く認識していただくため、下記の通り萩博物館で飼育公開します。

【展示場所】 萩博物館エントランス水槽(無料ゾーン)
【展示期間】 平成27年12月29日(火)~平成28年1月31日(日)
(※ 体調不良時には展示を中止する場合がありますので、なるべく早めのご来館をおすすめします)


by hagihaku | 2016-01-06 10:47 | いきもの研究室より
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