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白・黄・赤・緑・黒の「長州なまこファイブ」、萩博物館で飼育展示(2016.2.11~)
本年1月、珍しい純白のナマコと黄白色のナマコが萩近海で見つかり、萩博物館が寄贈を受けたので、2/11(木祝)より飼育展示することなりましたのでお知らせします。

【発見から寄贈の経緯】

①純白のナマコ   
採集地:長門市油谷久原 
採集日:平成28年1月22日(金) 
採集方法:磯見漁
採集者:磯嶋正嗣さん(長門市在住)  
体長:約25 cm 
経緯:山口県漁協仙崎地方卸売市場に出されたものを山口県水産研究センターが引き取り、萩博物館へ搬送

②黄白色のナマコ
採集地:萩市江崎湾 
採集日:平成28年1月11日(月) 
採集方法:ルアージギングでかかる
採集者:大林洋幸さん(萩市在住) 
体長:約20 cm   
経緯:萩博物館へ連絡が入り、館職員(堀)が大林氏の滞在地・須佐を訪問し引き取る

【これらのナマコの種類について】
純白・黄白色のどちらも、一般に食用とされる「マナマコ」(真海鼠)*の突然変異と考えられます。
通常、「マナマコ」のうち岩礁にすむ赤褐色のものは「赤なまこ」、砂泥底にすむ緑褐色~黒褐色のものは「青なまこ」「黒なまこ」と呼称されますが、そのいずれかが色素がなくなり純白に、または色変わりして黄白色になったものと思われます。
(* 現在、「マナマコ」という種類そのものは、北にすむものと南にすむもので別種、または「赤なまこ」タイプと「青・黒なまこ」タイプとで別種と考えられています。)

今回のもののように白っぽいものはほぼ毎年のように全国各地で数回ずつ見つかっているものの、低い確率でしか生まれてこない上、自然界では目立つため外敵に襲われやすいらしく、通常タイプの個体と比べて非常に少ないため、見つかると「縁起物」「幸せを呼ぶ」として喜ばれます。

【飼育展示について】
萩博物館では平成18、19、25年にも近海の白いナマコを飼育展示したところ好評だったため、今回は純白・黄白色のナマコに、上記の赤褐色の「赤なまこ」、緑褐色の「青なまこ」、黒褐色の「黒なまこ」も参考として加え5匹セットで「長州なまこファイブ」として飼育展示します。
なお、ちょうどバレンタイン~ホワイトデーの時期にあたるため、個々にスイーツにちなんで下記のような愛称をつけて親しんでもらいます。

白・黄・赤・緑・黒の「長州なまこファイブ」、萩博物館で飼育展示(2016.2.11~)_b0076096_1245113.jpg
萩博物館で2016.2.11から公開される「長州なまこファイブ」
左から順に
・純白のマナマコ(愛称「マシュマロ」
・黄白色のマナマコ(愛称「マロン」
・「赤なまこ」タイプのマナマコ(愛称「ラズベリー」
・「青なまこ」タイプのマナマコ(愛称「ミント」
・「黒なまこ」タイプのマナマコ(愛称「ショコラ」


大林洋幸さんからは黄白色のナマコだけでなく、赤・黒タイプのナマコもご寄贈いただきました。

展示場所: 萩博物館エントランス(無料ゾーン)の小型水槽
展示期間: 平成28年2月11日(木・祝)~3月31日(木)(可能な限り、その後も飼育展示を継続)

by hagihaku | 2016-02-09 12:51 | いきもの研究室より
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