皆さん、「ブンブク」って知っていますか?「ぶんぶく茶釜でしょ?」と言われるかもしれませんが、そういう名前の生物が海にいるのです。
卵を押しつぶしたような形のウニのなかまで、トゲが生えていますからヤマアラシに似ています。 少し前まで、ブンブクは知る人ぞ知る「おもしろい名前の生物」にすぎませんでしたが、最近は萩の海水浴場の砂底にもあらわれ、そのトゲに子どもが足を刺された!ケガをした!と話題になり「準・危険生物」的に知名度を広げつつあります。 左の写真が、萩市菊ヶ浜でとれた、「刺される」と話題になっているブンブクの一種・ヒラタブンブク。 生きている時は紫色ですが、写真のものは乾燥して白っぽくなっています。 一緒に写っている指から類推して長径5~7cmぐらいですかね? ・・・が、この世には巨大なブンブクがいるのです。 この写真をご覧ください。長径15cmはあろうかという巨大ブンブク。その名はライオンブンブク。トゲは欠落してなくなっています。萩市のとなりの長門市の黄波戸の漁港に2010年ごろに現れ、当地の方からご寄贈いただいたもの。 ブンブクにはいろいろな種類があり、深海生物好きな方なら「ウルトラブンブク」という巨大なブンブクがいるのをご存じでしょう(ネットで検索してみてください)。それに匹敵する巨大さを誇る、萩近海産の地物の浅場のライオンブンブク。 折しも萩博物館では巨大動物を特集した特別展「衝撃!ビッグアニマル大接近」(2016.7.15~9.25)を開催中。その会場で、早ければ明日9/9(金)から、遅くとも9/10(土)から追加で特別公開したいと思います! 閉幕まで約半月となったビッグアニマル展。まだまだお楽しみください!
by hagihaku
| 2016-09-08 17:45
| 企画展示室より
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