萩学展示室内の「町なみ模型」の中で、「所用を終えて江戸屋横町に面した自宅へ帰る途中」の「桂小五郎(後の木戸孝允)」が、行方不明となりました。
「町なみ模型」は、江戸時代末の城下呉服町一帯を70分の1で模型化したものです。 1850年ころの想定の萩城下ゆえ、新撰組に追われて姿を隠したとは考え難く、その消息が心配されるところです。 小五郎は、天保4年(1833)生まれ、模型の中では20歳前の若侍です。 嘉永5年(1852)に江戸へ遊学しますので、もしかしたら、現在、江戸に向かっているところかもしれません。 江戸に着いていれば、齋藤弥九郎道場の近くでお見かけになるかもしれません。 ちなみに、「町なみ模型」の中での小五郎の身の丈は、約25㎜。 当時としては大柄の、なかなかの美男子です。 当人は、携帯電話を自宅に置いたままにしております。 連絡が取れず、スタッフ一同心配しております。 故あって姿を隠したものと思われますが、ぜひ、萩博物館に便りするようお伝えください。
by hagihaku
| 2006-11-10 17:11
| 常設展示室より
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