着々と、粛々と、本当はバタバタと、常設展示の改変が進んでいます。
9月2日、大好評のうちに「君と龍宮城へ」展が終了しました。 2日夜から本日5日まで、龍宮城展示資料の撤収を行いました。 常設展示室では、合わせて大型木造展示ケースの組立が始まりました。 新しい展示の解説パネルやキャプションの校正原稿に目を通す道迫研究員です。 限られた短い字数で、分かりやすく表現することを心がけています。 (実際は、それができなくて悩みます) 資料が撤収された展示室では、展示台の移動設置も始まりました。 総がかりの作業です。 最も効果的な展示を展開すべく奮闘中です。 展示台、展示資料仮設置の後に、動線や見え方を確認中の堀、道迫研究員です。 ちなみに、堀研究員は、「君と龍宮城へ」展で借用していた展示資料返却のため、この後、鳥取から神奈川、千葉、東京へと向かいました。 借用資料を無事返還するまで、企画展は終わりません。 (Mr.竜宮ジョーは、一足早く深海へと帰ったようですが・・・) 常設展示室の中央に設置されていた住吉祭り「御船」山車は、エントランスに展示されることになりました。 「まちじゅう博物館」を象徴する資料(江戸時代から続く都市的な祭りで引き継がれてきた資料)として、同じく「まちじゅう博物館」の取り組みの一つ「ワンコイントラスト」運動で修復された「猿田彦面山車」とともに、来館者をお迎えすることになります。 「御船謡」を継承されている「地謡組」の皆さんが、仕事を終えて、解体搬送準備のために集まって下さいました。 展示資料の準備も進めています。 展示予定の甲冑を点検する樋口副館長です。 今回の改変では、歴史資料の展示が増強されます。 展示ケース3台が増設され、約80点(展示室内の合計は約580点)の資料が増補展示されます。 収蔵庫から運び出される資料です。 今回、初めて公開される資料もあります。 重要文化財の展示も予定されています。 乞うご期待!です。 高杉晋作資料室においても、新たな展示が展開されます。 資料を展示中の一坂特別学芸員と道迫研究員です。 9月14日、企画展「長州男児の肝っ玉」展が始まります。 その開催に合わせた展示改変です。 これも、どうぞお楽しみに! 改変作業休憩中の一こまです。 トラックヤードに珍しいトンボが舞いこんできました。 すかさず5メートルはあろうかという補注網でそれを捕獲した椋木専門員、それに興味深く見入る山根専門員です。 今回の常設展示改変では、歴史部門の展示が増強されるのですが、自然系資料を展示する「萩いきものステーション(仮称)」や、生活文化に関する資料を展示する「長屋門・くらしの展示室」も開設されます。 既設の「天体観測室」とともに、体験型展示や普及の活動を充実させ、小中学生の皆さんの利用が進むよう図りたいと考えています。 以上、本日は少し早く作業を終えましたので、現況をお知らせいたします。 常設展示リニューアルのオープニンは、9月15日(土)の9:00です。 (実は、オープニングセレモニーの行われる14日には、ご覧いただけるよう準備を進めています。ここだけの話ですが・・・) お運びお待ちしております! (清水)
by hagihaku
| 2007-09-05 21:10
| くらしのやかたより
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