萩博物館は昨日11/11、開館3周年を迎えました!
これまでご来館くださった方々、ご支援・ご協力くださった方々、どうもありがとうございました。今後もどうぞよろしくお願いいたします。 さて、萩博物館では開館3周年を迎えるにあたり常設展のリニューアルを進めてきました。すでに去る9月には歴史・文化に関する新・常設展がオープン。そして第二段として11/11、今度は生物に関する新・常設展「いきもの発見ギャラリー」がオープンしました。 萩は自然が豊かでいろいろな生物がすんでいる・・・とよく言われます。 しかし、萩の代表的な生物って何? 萩の生物の「見どころ」は? 萩の生物のどんなところが面白い? ・・・と聞かれると、どうでしょう。 生きものに興味をもっている人は別として、萩市民でも「う~ん・・・」と答えに困ってしまうのでは? もちろん、「ジンベエザメ」とか「屋久杉」などのようにインパクトのある有名な生物であれば、目の前に存在するだけでも「見どころ」になります。 しかし、そうではない「素朴」な生物でも、私たちがちょっと「見かた」を変えたり「楽しみかた」を身につければ、100倍・1000倍と楽しむことができるのです。 そうしてまずは楽しんで親しむこと。それができてこそ、未来に引きつぎたい萩の自然遺産は何なのか・・・それを考えることができるのだと思います。 豊かな海と大地をもつ萩。 ここは、そんな「素朴」な生きものたちがいる「まちじゅう自然博物館」でもあります。 ・・・でも、この「まちじゅう自然博物館」には、個々の生きものの「見かた」「楽しみかた」を提案してくれるマニュアルというかサンプルといったものがありませんでした。 そこでここ萩、萩博物館に新しく登場したのが、「いきもの発見ギャラリー」。 ここに、全国的に有名で強烈なインパクトがあるような生きものはいません。 (ただし、後に紹介する○○○○○○を除いては・・・) しかし、ここには常時10名の代表選手・・・すなわち、萩博スタッフが独断で選んだ萩の生きものたちの標本・・・がいます。 そして彼らは、ハンズオン式(触れたり体験したりできる様式)の展示でもって、「驚異の真実」「裏の姿」「隠し芸」などをあなたに披露します。(※一部の展示標本は時節によってチェンジ!) たとえば、左写真の緑の昆虫。彼らは「忍術(!?)」を使ってジオラマに隠れてますから、あなたは目を皿にして探してみてください。 右写真の不気味なタコ。なんと展示室の中で「変身」すると言ってますから、つきあってやってください。 萩の浜辺のエッセンスを濃縮した「ザ・シェリング・バー」。 浜辺をただ歩いていたら見すごしてしまうようなキレイな貝殻を、ここで心ゆくまで採集してみてください(ここで2時間もハマってしまった方もおられます・・・)。 これらの展示を楽しんでいるうち、あなたの生物を見る目とイメージは変わります。 つまりここ「いきもの発見ギャラリー」は、あなたが萩の生物を楽しむきっかけを手に入れ、ホンモノの海と大地に出かけてもっと楽しみたいという欲求を生みだす場。 萩博物館そして萩市のちょっと変わった「立ち寄り処」として、ぜひご来室ください。 次回このブログでは、 「いきもの発見ギャラリー」には有名でインパクトのある生物はいない・・・ ・・・といいつつ、特別に1つだけはあるんです。それを紹介することとしましょう。 (堀)
by hagihaku
| 2007-11-12 11:03
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