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貝殻から虫が
貝殻から虫が_b0076096_1075810.jpg
私(椋木)は、陸上生物担当ですが、NPO海洋チームの一員でもあります。
昨年の2月に萩市三見長浜のタカラガイ調査に同行し、採取したタカラガイを水洗いしていると、体長5mm程度の虫が水に浮いてきました。
拾い上げて拡大してみると、なんと山口県ではまだ記録のない、ウミミズギワゴミムシでした。貝殻の中で越冬していたのでしょうね。
昨年は私の知る限りでは、甲虫類だけで山口県未記録種が、15種類もでています。
いずれも小型種ばかりですが、特筆すべきは、宇部市で見つかったシロヘリハンミョウです。
海岸部の岩礁にいますので、今まで発見されなかったものと思われます。
 
このように、昆虫は、まだ未知の世界で、地球上では毎年100以上の新種が見つかっているそうです。
山口県内で発見された新種も数多くあることをご存知ですか。
あなたも、自分の手で新種を発見しませんか。
遠くでなくても、昆虫なら身近なところにもまだ新種がいますよ。
発見されずに、絶滅ということがないうちに…。


(ムクノキ)
by hagihaku | 2008-03-04 10:12 | いきもの研究室より
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