萩で雌雄胴体のヒラタクワガタが見つかる
すでに、TV・新聞で報道されましたが、萩博物館にきた雌雄同体のヒラタクワガタを紹介します。
飼育されていた井町氏の話によると、このクワガタは、昨年、萩市で採集された♀と♂の間にできた子どもで、今年の6月上旬に羽化したそうです。
他の子どもは正常な個体で、異常が見つかったのは、この1個体だけだったそうです。
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体長は、大アゴの先からおしりまで、45mmで♂だとやや小型のヒラタです。
右側が、♂で左側が♀です。体が真半分に分かれています。
まず、一番目につくのは大アゴですが、写真をよく見てください。
触角も右側が長く、左側が短い。脚も右側が長く、左側が短くとげがたくさんある。
胸(前胸背)も右側はツヤ消しで左側はツヤがあるなどの違いがわかると思います。
雌雄同体の生き物は、カタツムリやミミズなどが有名ですが、これらの生き物は、体内に♀と♂の生殖器をもっているために、生殖が可能です。
しかし、このヒラタは、生殖器も半分に分かれているために、生殖能力はありません。
大アゴだけが♂と♀に分かれている場合などは、生殖器が分かれていないため、この場合は、性モザイクといい、雌雄同体ではありません。
このヒラタもですが、クワガタの場合の雌雄同体個体は、右側が♂で左側が♀というパターンしか見たことがありません。
反対のパターンをご存知の方はお知らせください。
なお、このヒラタは、7月4日から「いきもの発見ギャラリー」にて一般公開します。
7月12日から始まる「風雲!昆虫城~カブトムシたちの戦記」と併せて来られたほうが、お徳だと思います。

(ムクノキ)
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by hagihaku | 2008-06-30 23:17 | いきもの研究室より
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